自称「愛国者」の末路。

dj19の日記様
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20090118
より。



はははははは。



昔むかし、「反日ブログ監視所」というブログがありまして。
所謂「ネットウヨク」の代表的な視野狭窄が拝見出来るサイトでありまして、時々見に行っては笑っていたもんであります。
簡単に言うと、「自分達の好きな主張に反対する=反日(もしくは在日外国人)の手先だ!」という考え方ですね。これは勿論レイシズムの典型というべき愚考です。違う価値観を持つ人間がいるということが理解出来ず、外国人(という理解不能の敵対者)として処理しようとしている訳ですね。



表立った人種差別が殆どないというのは、海外(それこそ欧米でも東南アジアでも)において日本が高い評価をされている理由の一つです。実際に行ってみると、何処の国でも大抵愚劣としか言いようがない差別感情がありますが、日本はそれが少ない。これは日本の公衆道徳の高さの証明の一つです。
ところが、日本では何故か自称愛国者の方々がネット上で差別感情を爆発させているようですね。これらの差別感情に基づくプロパガンダが、日本のためだと本気で信じているようです。
当然ですが、レイシズムの蔓延が日本にとって有益な可能性は極めて低いでしょう。例えば、確かに「近隣諸国への外交的防衛」は必要ですが、そのことにレイシズムが利用されることはその正当性を疑わせることとなるでしょうし、レイシズムに基づく外交政策は日本の国際的地位を失墜させる結果となるでしょう。そもそも、レイシズムに基づかなくても外交防衛は容易に可能です。
愛国者ならば、国際的に非難されることが容易に想像出来るレイシズム的主張は当然拒絶すべきなのです。
それなのに、彼らは何故レイシズムを剥き出しにした主張を行うのか。恐らく、外国を叩く行為が楽しいからでしょう。彼らは日本に迷惑をかけながらレイシスト的活動を楽しんでいるのです。「敵対国家の連中がやってくるからやってるんだ」(何処の国にもレイシストは存在します)という理由は、「じゃあ何故同じような低俗な行為を行い、国家に迷惑をかけるのか」という主張に答えられないでしょう。



要するに、
「如何なる大義名分であっても、レイシズムに基づくものであるならばそれは否定されるべき」
なのです。これは「如何なる大義名分があっても人間の大量殺戮は肯定されるべきでない」ということと同等の意味です。



レイシストは国籍を問わず嫌悪されるべきものです。それでも、我々は馬鹿を排除すべきではありません。それは馬鹿と何ら変わりませんからね。日本のネットウヨクが反日外国人同様の偏見を有していることを思い出してください。
ただ、その残党が逃げ続けながらも恥も外聞もない言い訳をしているのを笑うべきなのでしょう。



あっははははははは。