こういう馬鹿を見ると、本当にイライラしますね。

屑ブログ(名前も書きたくない)
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/39022660.html
から転載。





いや、こいつが馬鹿だってのは分かってるんですよ。まともな日本人の歴史研究者で南京事件が全て捏造なんて言ってる人はいません(何故か「自称アマチュア歴史研究者」やら「政治学者」やらが主張してますね。まともな学術誌に投稿してる人は全くいない)し、日本のように資源が乏しい国が核武装して経済制裁喰らったら間違いなく「亡国の危機」になるでしょうし。古代に朝鮮半島経由で日本に人間と文化が流入したなんていうのは教科書に書いてあるような常識です。
その程度も理解できていない(義務教育以前の知識程度の)人間に、道理を説くのも虚しいのですが、ムカつくんで書きます。てきとーに。





ネトウヨ語の一つとして、「反日マスゴミ」ってのがあります。
要するに「マスコミは全て外国勢力が影で操っている」という妄想ですね。その証拠としてネトウヨが主張するのは「マスゴミは日本に不利な報道ばかりする」ということです。
この妄想を論破するには、二つの視点が必要です。





一つは、「マスコミが批判的報道をするのは近代国家では当然」という事です。そもそもマスメディアの活躍した最初の舞台であるフランス革命でも、マスメディアは国家権力という強大なパワーに対して対抗するという機能を果たしています。ついでに、フランス革命は近代の幕開けとされることも多い事件ですね(無論、反対意見も多い)。
近代国家が発達し強大な力を持つようになると同時に、マスメディアも発展していきます。これは「政府」にとって不利な面を持つと同時に、国家全体の利益に対して有効に機能します。何故なら国家の強大なパワーを批判・攻撃できるものは、マスメディアしか存在しないからです。批判がなくなった政府が好き勝手な政治を行うことは、長期的には確実に国益を損ないます。健全な国家の発達のためには、マスメディアによる政府の批判が必要不可欠なのです。
ちなみにネトウヨの好きな「政府に有利な報道」は、普通マスメディアではなく「プロパガンダ」と呼ばれます。また、マスメディアが存在せずプロパガンダのみが存在する、ネトウヨの理想通りの国も世界には有ります(中国とかね)。勿論近代国家で政府とマスコミが癒着してプロパガンダを垂れ流すなんて事はありえませんし、それを理想とする人間が近代国家にとって利益となる訳がない。
ネトウヨは何故か「日本の近代的マスメディア」を嫌い、「中国の様なプロパガンダが横行する国」を目指すと。ネトウヨはよほど近代国家としての日本が嫌いらしいですね。





二つ目は、ネトウヨの言う「日本」が日本国でないという事です。彼らは、「日本」が様々な思想・人種を含んだ統合体であるという観念が決定的に欠けています。だから彼らは全く根拠がないのに、自らが肯定したい情報を「真実」とし、それ以外を「捏造」やら「反日報道」とします(先日の中川辞任の「陰謀論」を思い出しましょう)。自分達が嫌いなものは全て反日だと。根拠さえない、下らない妄想です。
で、彼らの主張する「(自称)愛国的行動」南京事件の正当化・レイシズムに基づく中傷・実現性の乏しい核武装論)は、ことごとく日本に不利をもたらすものばかりです(正当な根拠もない行動ですから当然ですが)。どれだけ日本に迷惑をかければ気が済むのでしょうか?というか、ネトウヨ以外に「日本の国益を損なう=反日」な主張をする日本人はいません。
ちなみに欧米ではレイシズムを規制する法律が常識的に存在します。こういった法律により愛国主義や人種差別を利用して正当性のない行動を起こす馬鹿を規制する」のが、社会と国家の利益となるからです。日本で現実的に国益をもたらす行為としては、「ネトウヨの排除」をすべきでしょうね。






ここで、結論です。
反日マスコミは存在…


…します。何かって?


勿論、産経新聞ですね。あれ、当然すぎたかな?
捏造報道をした新聞は幾つかあります。しかし、「米兵に暴行された日本人少女を執拗にセカンドレイプした花岡信昭が管理職やってる」新聞はこれだけです。
日本人の暴行事件で被害者を中傷した新聞が他にありますか?これこそがまさに「反日メディア」でしょう。